全清連NEWS
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第92号 令和元年(2019年)5月31日

第10回定時社員総会で三井弘樹会長選出

=地域循環共生圏構築への参画など新事業計画承認=

(一社)全国清掃事業連合会は4月24日、東京・一ツ橋の如水会館で第10回定時社員総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、これまで長年にわたり会長職を務めてきた三井崇裕会長が退任し、新会長に三井弘樹氏を選出した。また、事業計画には、国内外で生起する環境・廃棄物問題を捉え、「地域循環共生圏・SDGs推進委員会」の設置を含む地域循環共生圏構想への寄与、労働基準法や働き方改革への対応、災害廃棄物処理支援活動など、令和新時代に対応した事業を打ち出した。総会後の懇親会には、地域廃棄物適正処理推進議員連盟から会長の石破茂衆議院議員、副会長の竹本直一衆議院議員、事務局長の寺田稔衆議院議員をはじめとする多数の先生方が駆けつけた。また関係省からも多くの幹部が出席し、それぞれ祝辞が述べられた。

三井崇裕会長、退任のあいさつ

=皆さんに支えられて歩んだ20年間に感謝、一層の発展を期待=

三井崇裕会長は、「私もこの20年間、懸命に頑張ってきたつもりだが、体調を考え、以前からお願い申し上げた通り、本日は会長職退任の手続きをしていただくようになっております。先にこの会場で退任のあいさつをさせていただくことをお許しください」と冒頭、あいさつとあわせ退任の意思を表明。さらに、この20年間を振り返り、一般廃棄物処理業の全国組織がなかった中で、平成10年に固形一般廃棄物の直営、委託許可の廃止という危機に直面した。その時、「急ごしらえながら作り上げた組織」(三井会長)が、現在の全清連の基底となる。
「本当によく頑張ってまいりました。令和元年度という今日を迎えることができたのは、全国からお集まりの皆様のご支援、ご協力があったればこそ到達できたのではないかと理解しております」と感謝を述べ、「今は執行体制も非常に強力になってきております。考えてみますと設立は20年前ですから、私は当時61、62歳でした。いまの執行体制の方々は大体30代のときです。20年経ちましたからもう50代、私は80代に入ってきたということでございます。大変結束力もありますし、私以上の問題意識を持ち、論理もしっかり身につけておられます」と、次世代にバトンタッチできる土壌が整ったことを告げた。
「私はつたないリーダーマンではございましたが、本当に本日お集りの皆様方に支えられ、ここまで到達できたことに感謝申し上げます。ありがとうございました」。

平成30年度事業計画、講演会、懇親会

なお、平成31年度の事業計画、環境省地球環境局の秦康之課長を講師に迎えての講演会、懇親会での石破茂議連会長、竹本直一副会長、斉藤鉄夫幹事長をはじめとする多数の先生方、環境省、経済産業省、農林水産省幹部らの祝辞等については全清連ニュース88号をご覧ください。

地域廃棄物適正処理推進議員連盟と懇親会

=働き方改革で労基法規定の是正要望=

(一社)全国清掃事業連合会は5月22日、衆議院議員会館で地域廃棄物適正処理推進議員連盟と要望懇談会を開催した。固形一般廃棄物を取り巻く諸問題について意見交換を行った。このうち全清連が働き方改革を推進する上での懸念として示した労働基準法の問題点については、厚生労働省の石垣健彦監督課長から「環境省と連絡を取り、現状を踏まえた適切な見直しについて検討したい」との意向が示された。

三井崇裕名誉会長に感謝を捧げる集い

=石破茂議員など議連、環境省から来賓多数=

(一社)全国清掃事業連合会(三井弘樹会長)は5月22日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで「三井崇裕名誉会長に感謝を捧げる集い」を開催した。来賓には地域廃棄物適正処理推進議員連盟から会長の石破茂衆議院議員、副会長の竹本直一衆議院議員と野田聖子衆議院議員、幹事長の斉藤鉄夫衆議院議員、事務局長の寺田稔衆議院議員、岸田文雄衆議院議員など錚々たる国会議員が多数参加し、環境省からも鎌形浩史大臣官房長、山本昌宏環境再生・資源循環局長などの幹部が出席、三井名誉会長のこれまでのご活躍、ご功績を讃えた。

(詳細については全清連ニュース第92号をご覧ください)